月窓亭について





この御屋敷は江戸時代中期に種子島家の家老 羽生道潔によって建てられました。
この家で生まれ育った道潔の孫 羽生慎翁道則はこの住宅で華道・茶道を学び、明治15年華道池坊の大日本総会頭職に任命され、江戸で池坊正派を広めることに貢献しました。月窓亭の名称はこの羽生慎翁の号「梅陰亭月窓(ばいいんていげっそう)」に由来しています。

明治19年(1886年)に種子島家27代当主 守時氏をこの家に迎え、以来種子島家の御屋敷として島の人たちに親しまれてきました。

平成22年より西之表市に譲渡され市の文化財指定を受け、種子島の文化伝承とおもてなしの館として利用されています。