2013年1月31日木曜日

ハマ祈祷 ②


更新が遅くなりました。


再び、沖ヶ浜田のハマ祈祷について、取材したことを詳しくお伝えしたいと思います。

毎年1月14日前後に行われる沖ヶ浜田のハマ祈祷は、法華宗のお師匠さん、集落から選出された神主さん、総代、世帯(神主さんのお手伝いをする方、二人)の5人で執り行われます。

まずはじめに、関係者がほら貝を吹き、祈祷が始まります。

祈祷する小さな弓場の先方には、御神体の石があり、神聖なその域に入らないように、てっかい(柵)で仕切ってあります。

御神体の右側には、魔除けの立て札や、ニガタケで作った弓矢が立ち、てっかいの前に、お供え物として、大豆、洗米、塩が一皿ずつ、それからお神酒が置いてあります。



20分ほどのお講(法華宗の題目講)のあと、最後に、お師匠さんが一人ずつ、祈祷筒で頭から背中にかけて悪魔祓いをします。


お師匠さんが配った供え物の洗米(アラーネ)を、その場で噛んで食べます。


それから、三方向へ向かって弓を引きますが、中央の方向では、狙い(的)をはずして矢を放ちます。

射場の周りに、供え物を(大豆、洗米、塩、酒)捲きます。

射場での祈祷の後、魔除けの立て札や弓矢を集落の主要な辻(角)に立てて廻ります。



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