2017年3月8日水曜日

留学生の歓迎

3月5日(日) 西之表市のモニターツアーに参加している、東京大学の留学生たち14人が月窓亭を訪れ、種子島の文化を楽しみました。種子島高校の生徒も数人参加しました。
まずは、月窓茶と安納芋、黒砂糖によるおもてなし。
みなさんおいしくいただきながら、種子島の紹介とお屋敷、羽生家の人々の話を聞きました。
将棋の羽生善治名人も種子島の羽生家の末裔です。

参加した学生はアメリカ、ギリシャ、インド、中国などまちまちでしたがみなさん自国と違う文化に触れて、大変興味深そうでした。


 その次は、種子島の民俗行事、正月の行事から「若水迎え」と「臼起こし」をご覧いただきました。

「若水迎え」・・・・元朝の一番鶏の声とともに戸主が泉、または井戸へ白米を供えて若水を汲みます。神様への水、お茶、ご飯もこの若水を使います。びんだらいの中にも白米4,5粒を入れた若水で顔を洗い、新しい手拭いを使います。こうして1年の健康を祈ります。

「臼起こし」・・・・・正月2日、一番鶏の声で始まります。青年たちが数人で組をつくり、各家を回って「祝い申そう」と声をかけて、横にしていた臼を起こしお供えの米を臼に入れ(または、籾を入れて)祝い唄を歌いながら米をつきます。その年の豊作を祈る行事です。

どちらも独特の口上があり、皆さん熱心に見学していました。



「若水迎え」



                「臼起こし」

残念ながら、「若水迎え」はほとんどしなくなりました。井戸もなくなりました。
「臼起こし」は行っている地域がわずかですが残っています。臼もほとんど各家庭からなくなりました。

通訳は、留学生の一人にお願いしましたが、歴史や民俗行事になかなか通訳しにくいところもあったようで苦労していました。



月窓茶  種子島に自生しているゲットウ(月桃)(種子島ではシャニン、シャリン、シャネン)を刻んで乾燥させ煮出して作ったお茶。月窓亭のオリジナル商品。
平成27年度の熊毛地域特産品コンクール(食品部門)で優秀賞をいただきました。
1袋 700円   月窓亭でのみ、限定販売中! 

    お問い合わせ先 TEL  0997-22-2101
                                      MEIL    gessoutei@clock.ocn.ne.jp





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