2017年11月30日木曜日

紙芝居


 種子島の偉人 「せいりんさま」 紙芝居

 前に紙芝居で、種子島家第23代種子島久道の名跡として夫の死後、種子島の政を行った松寿院を題材にした「たねがしまのおんなとのさま」をいただいた、兵庫県伊丹市の田村きよ子さんより、今度は種子島家19代種子島久基を題材にした「せいりんさま」をいただきました。
 日本で初めての甘藷の導入・栽培について描かれたものです。



 11月24日(金) 西之表市長室で贈呈式  田村きよ子さんより八板俊輔 市長へ

 今後、前に寄贈いただいた「たねがしまのおんなとのさま 松寿院」と同じく、西之表市立図書館で多くの方々に利用されます。

  

 この後、市長、教育長ほか関係者の前で、田村さん自身により披露されました。
 皆さん、その内容と完成度のすばらしさに感心しきりでした。



 紙芝居は、小型のものを月窓亭へもいただいています。



第19代島主 種子島久基(たねがしま ひさもと)

 久基(1664~1741)は、長い間薩摩藩の家老職を務め藩政を指導するとともに、種子島においては殖産興業(甘藷、はぜ蝋、製塩、製鉄、植林)に尽力した。
 なかでも元禄11年(1698)琉球国王尚艇貞より甘藷一籠を譲り受け、栽培普及させた功績は大きい。日本での甘藷栽培の始まりである。
 産業振興に積極的に取り組んだと同時に質素倹約を督励し、家政再建を進めて借財の削減に努めた。また、学問も大いに奨励した。
 元文元年(1736)隠居して家督を嫡男・久達に譲り、栖林(せいりん)と号した。寛保元年(1741)死去。享年78歳。
 文久3年(1863)第23代 種子島久道の正室・松寿院によって、久基を祭神とする栖林神社が創建された。「からいも神社」とも言われる。

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