月窓亭で餅もつき、このみやじょうのゴーサシを飾りました。
このみやじょう
1月14日に種子島の各地で行われる。子どもたちが各家をまわり、蚕業(さんぎょう)と家の繁栄を歌う。
歌詞は「祝い申す、これから申す、門から申す、この家は裕福舞の家と見かけ申す、ましてこの家祝うておじゃるろうから祝い申すよ、九十九階の蚕の宮城(このみやじょう)を廻します先は、綾をはえ錦をひろめ・・・・」
歌い終わると子どもたちは各家の門に立てているこの餅の付いた枝を持って帰り、公民館などでぜんざいなどにして食べる。
中種子、南種子ではこの歌に踊りが付いて「蚕舞(かーごまー)」と言われる。
この木はゴーサシ(エゴノキ)と呼ばれ、切り餅は蚕の繭を表している。
屋内の座敷の柱にも
月窓亭を建てた羽生道潔(みちきよ)は、文政元年(1818)に種子島に初めて養蚕業を取り入れた。
彼は自費で蚕種を求め、希望者に無償配布し、蚕糸の販路の斡旋も行い、また、当時養蚕の盛んな川辺より指導者も読んで製糸の技術指導をさせ、種子島に養蚕業を定着させた。
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