2012年12月20日木曜日

種子島の冬の風物詩

 
今回は、月窓亭に訪れるお客さまに、おもてなしでお出ししている、沖ヶ浜田の黒糖を紹介します。



今日は、その黒糖の仕入れがてら、沖ヶ浜田集落の黒糖工場に見学に行きました。
工場内は、白い湯気がたちこめ 甘い香りに包まれていました。

沖ヶ浜田の黒糖は、登り窯を用い、サトウキビのしぼり汁を3つの釜でじっくりと煮詰め、手作業でかく拌し、冷やし固めて作るという、昔ながらの伝統製法を守っています。
かつては、このような砂糖小屋(砂糖工場)が300軒以上もあったそうです。
機械による大量生産など、時代の流れと共に次々に姿を消し、現在、2軒だけが伝統を守り継いでいます。


春から秋にかけ、丹念にサトウキビを育て、収穫します。それから、燃料の薪を大量に作り、冬の黒糖作りに備えます。一年ががりの大仕事です。

圧搾機に入る前のサトウキビ


燃料の薪




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