2013年10月21日月曜日

珍植物 「サカキカズラ」


今回は、種子島の山中に自生する珍しい植物、「サカキカズラ」を紹介します。

「サカキカズラ」は、秋から冬にかけて、風の力を頼って種子を散布する植物です。

主に、琉球列島、台湾、中国、さらにインドの暖帯から熱帯に分布し、山中や川岸、林内に生える常緑蔓性植物。葉がサカキに似ている葛で、「サカキカズラ」といわれるそうです。


細長い果実は、10cmほどで、左右一対になっています。


成熟し、乾燥した一対の果実はそれぞれ裂開し、種子をぶら下げた綿毛は、風に吹かれ、中から順番に飛んで種子を散布します。
(下記の写真は、一対ではなく、一つの果実の半分です。)
中を覗いてみると、4個の種子が順番よく待っていました!

今にも飛んで行きそうな綿毛たち。

この日は風が強く、綿毛が飛ぶ神秘的な瞬間に遭遇したくて、しばらく期待して眺めていましたが・・・

諦めた頃にふわふわとゆっくり飛んで下りてきました!

また、珍しい植物を紹介したいと思います。





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