月窓亭だより
種子島赤尾木城文化伝承館 月窓亭からお届けします
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2012年3月1日木曜日
貝切り
種子島では二月から三月の北西の季節風を「貝寄せ(かーよせ)」と呼んだ。
この強い風で、沖からマサゴ(貝)や海草、流木などの漂流物が島の海岸に打ち寄せられる。
大人は畑の肥料にするために海草を集めた。
そのあいだ子供たちは眼をぬすんで美しい貝(マサゴ)を手の甲にのせて、それをザクリザクリと切り取り、誰が多く切り取れるかを競い合った。
その他絵のように「貝のおはじき」「お手玉遊び」などの遊びがあった。
(広報にしのおもて 市政の窓 昭和58年9月号)
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